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● ちょんまげぷりん
   監 督 :中村義洋
   出 演 :錦戸亮、ともさかりえ、
   ジャンル:コメディ(ラブロマンス)
   2010年  日本


注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】
 
 遊佐ひろ子(子持ちシングルマザー・ともさかりえ)の前に、侍・木島安兵衛(錦戸亮)が現れます。
 安兵衛は「仕事が欲しい!」と通りすがりのお地蔵さまにお願いしたら、突然足元から
水が湧き出し気がついたら現代にいた=タイムスリップしてしまったのです。
 時代の価値観のギャップに悩みながらも安兵衛はブレずに江戸時代の侍らしく凛として生きる様がカッコいいのでした。
 
 いろいろあって、 … 夜、スーパーの駐車場で、ついにひろ子と安兵衛が「宜しくお願いします。」と頭を下げた時、安兵衛の足元から水が湧き出してきます。
 そこは安兵衛が現れた場所で、スーパーの屋上には移設されたお地蔵さまがたっていたのです。
 安兵衛の戻る時がやって来たのでした。

 
【感想】
 安兵衛が現代でも侍らしく生きます。
 お菓子造りに妙に才能が有って…というのも面白いですね。
 安兵衛さんにもう少し暴れて欲しかったけど、そう思うくらいがちょうどいいのかも。



安兵衛は最初はひろ子との約束を守って刀を使わないでボコボコにされる。
しかし、師匠からケーキナイフを借りると一瞬で4人のチンピラを倒すのです。

 
 せっかく馴染んできて「ここで生きよう!」と思った瞬間に元の世界に戻らなければならないなんて悲しいですね。
 後にひろ子は、安兵衛が創始者の和菓子屋を偶然見つけて、かつてスーパーの駐車場で約束したプリンを食べることができるのです。
 
 江戸時代に戻った安兵衛さんは、武士を捨てスイーツ専門店を開くのも材料は無いし大変だっただろうし、戻ってから嫁を貰ったのかな〜 なんて考えている所へ、今は亡き忌野清志郎の歌が流れてくるのでした。

 
 
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